netatalk2 on RedHat9

めにゅ〜

• Berkley DB4.3のインストール
• netatalk2のインストール

Berkley DB4.3のインストール

ソースファイルの取得

• http://www.sleepycat.com/download/index.shtml から
  『db-4.3.27.NC.tar.gz 』をダウンロード．


• アーカイブを展開，（パッチを適用:4.2.52のとき）．

  # tar zxf db-4.3.27.NC.tar.gz
  ##### 以下は4.2.52のときだけ #####
  # cd db-4.2.52.NC
  # patch -p0 <../patch.4.2.52.1
  # patch -p0 <../patch.4.2.52.2

コンパイル

• http://netatalk.sourceforge.net/2.0/htmldocs/installation.html中に注意文があるように，
  RedHat Linux9.0上でコンパイルする場合には，下記のようなオプションが必要です．


• 下記コマンドを実行します．

  # cd build_unix
  # ../dist/configure --with-uniquename --with-mutex="x86/gcc-assembly"
  # make
  # make install



• コンパイルされたファイルは，/usr/local/BerkeleyDB.4.3 以下に構成されます．


• /etc/ld.so.conf に/usr/local/BerkeleyDB.4.3/lib を追加して，

  # ldconfig

  を実行します．

netatalk2のインストール

ソースファイルの取得

• http://sourceforge.net/projects/netatalkから
  netatalk 2.0.1のアーカイブ(netatalk-2.0.1.tar.gz)を取得します．


• アーカイブを展開します．

  # tar zxf netatal-2.0.1.tar.gz

netatalk2のコンパイル，インストール

• 下記コマンドを実行します．
  ここでは，OSに含まれるnetatalk1.xとファイルが共存できるように，
  netatalk2のファイルは，/usr/local/atalk以下に置きます．

  # cd netatalk-2.0.1
  # ./configure --prefix=/usr/local/atalk --with-bdb=/usr/local/BerkeleyDB.4.3
  # make
  # make install

• /etcの下にシンボリックリンクを張ります（これは必須ではありません）．

  # ln -s /usr/local/atalk/etc/netatalk /etc/atalk2



• 起動用スクリプトを用意します．

  # cp distrib/initscripts/rc.atalk.redhat.tmpl /etc/rc.d/init.d/atalk2

  
  スクリプト中の下記項目を修正します．

  TOP=/usr/local/atalk ATALK_BIN=${TOP}/bin ATALK_CONF_DIR=${TOP}/etc/netatalk ATALK_SBIN=${TOP}/sbin

設定ファイル

• /etc/atalk2(または，/usr/local/atalk/etc/netatalk)以下にある設定ファイルを編集します．
• netatalk.conf の内容（一例です）

  AFPD_MAX_CLIENTS=8 ATALK_NAME="ServerName" ATALK_MAC_CHARSET='MAC_ROMAN' ATALK_UNIX_CHARSET='UTF8' AFPD_GUEST=atalk ATALKD_RUN=yes PAPD_RUN=no CNID_METAD_RUN=yes AFPD_RUN=yes TIMELORD_RUN=no A2BOOT_RUN=no ATALK_BGROUND=yes



• afpd.conf の内容（一例です）

  ServerName-tcp -defaultvol /etc/atalk2/AppleVolumes.default -uamlist uams_clrtxt.so



• atalkd.conf の内容（一例です）

  eth0 -phase 2



• Berkley DBのバージョンが変わると，afpdが正常に動いていても，
  マウントするボリュームがリスト表示されない場合があります．
  この場合は，マウントする最上位のディレクトリに存在する『.AppleDB』を削除します．
  例えば，AppleVolumes.defaultに，以下のような記述がある場合，

  /home/public Public

  
  以下のような操作で削除します．

  # rm -rf /home/public/.AppleDB

• netatalk-2.0.2が出ていますが，
  BerkleyDB4.3.21,4.3.27との組み合わせでコンパイルすると，エラーが出ます．
  netatalk-2.0.1では問題なし．SuSE9.0上では問題なく，netatalk-2.0.2はコンパイルできます．
  netatalkのMailingListにも情報がありますが，
  そこでの情報を適用しても，私の環境では，成功していません．
  上記ML上で，BDBは4.3には未対応，4.2.52を使えとの記述がありました．

注 意

このサイト上で提供しているインストール法，設定例を，
適用した結果生じたいかなる障害・損害に対しても，
私(K.Misu)は責任を負いません．
このサイト上で提供している情報を利用する場合は，
各人の自己責任にて判断，適用して下さい．